Z世代と呼ばれる若者達を象徴する本を読んでみました。

2023.2.10(金)

 

 新聞の新刊広告で気になっていた2冊の本を読み終わりました。

 どちらも今の若者心理を読み解いた内容です。

(現代の若者達(10代初め~20代半ば)は世代の呼称として「Z世代」と呼ばれます。)

 

【Z世代とは】1990年代終わり~2010年代始め頃に生まれた世代を指します。生まれた時からスマホが存在する"デジタルネイティブ”として、その行動様式や価値観に特徴があります。「多様性を受け入れる」「環境問題や社会問題に関心が高い」という特徴がある一方で、「目立ちたくない」「競争したくない」「内向き志向」なども指摘されています。

 2冊の本のタイトルがまさしく彼らの特徴を言い当てています。溢れる情報の中でパフォーマンスよく最新情報を入手するためには映画を標準倍速で見ていたのでは間に合わない。また、そもそも目立つことを避けたいのに、皆の前で褒められるなんてイヤだ!といった若者達の「リアル」が語られています。

 読んでいて少し淋しい気持ちになりましたが、日々教室で接する学生達の実態としっかり重なっていました。その理由を分析するには、時代背景や社会情勢等々たくさんのことを紐解いていかなければなりません。ですが、著者お二人が最後に語られたのが、"我々大人達が若者達にどんな姿を見せられるか”・・・が、今後の若者の考え方、生き方に影響していくだろう・・・ということでした。頷きつつ、自分自身を振り返る機会にもなりました。

 

 心震わせる「感動体験」は、世代問わず人生の味わいを深めてくれる筈!一見’無駄’や’恥’のように感じられることの中にも「感動」を生み出す要素はたくさんあるよ~と若者達に伝え続けていきたいです!(^o^)